来期から日本北海道旭川ブランドFIELD EARTHを取扱スタート。

今年で20年目を迎えるFIELD EARTH

先週、実際作り手である本村さんの説明と乗ってみないと何もわからないので直接北海道旭川に行き、大体のラインナップを試乗してきました。

2003年よりスタートし、来シーズンで20年目となるFIELD EARTH。来季は3年間かけて全てのモデルを見直し充実したラインナップ。トレードマークのブランドロゴでもある山のシルエットは、日本最大の国立公園、大雪十勝連峰の姿がモチーフになっています。ロゴはもちろん、全てのプロダクトは本村勝伯の想像から生まれ、製品デザインやグラフィックデザインに至るまで、全て本村勝伯自身によりデザイン。この素晴らしい自然を多くの方々に感じて頂きたいとの願いからFIELD EARTHは生まれました。

FIELD EARTH DESIGNが現在のスノーボードの素材を使い3D形状を始めて作り出すまでには様々な過程を経てきました。2000年に始めてのイメージ模型が製作されてから、実際のモデルが完成するまでに7年の歳月が経ちます。FIELD EARTH DESIGNの思考と、ファクトリーの開発能力が生んだ物作りの真髄を表しています。想像を具体的に生み出そうとすることと、想像物を元に技術を向上し開発する両者が相まって始めて現実のものとして生まれました。3D形状で培われた物作りの魂は、様々なプロダクトに反映され常に新しい開発に挑んでいます。

多くの時間をかけて生み出された3D形状は、現在、世界中の様々なブランドが採用しています。当初世界中の誰もが認識していない形状を本村 勝伯が区別するために3Dと名付け提唱し続けてきたデザインは名称と合わせて広く使われています。

A-branchでは2D LineとCruiser Lineを中心に来期入荷いたします。

2.5Dデザインは、2D ソールを詳細なデザインで変化させコントロールされた2次元形状です。通常のエッジコンタクトのフィーリングでありながらも、3Dのようなスムーズな操作性でコントロールできるので、操作性がよりスムーズに行える特別な形状です。見た目も普通のボードの様な形状で2.5D はそれぞれのモデルに合わせて最適な形状にデザインされています。

FIELD EARTH(フィールドアース)23-24 L1600 予約受付中

2.5Dソール形状のキャンバーボードの”L”。FIELD EARTH特有のバンブービーム+ウッドコアで形成されており、トーション方向を強めに調整され、パワー伝達をより的確に行う為にデッキ面エッジサイド側のコアを薄くし粘りのあるトーションをデザイン。長めの接雪長に2.5D形状をデザインすることでキャンバーをしっかりと踏み込みエッジコンタクトを確実に行いつつも、圧雪やパウダーでの板の切り返しやが滑らかに。直進性に優れ、粘りのあるトーションを持つLシリーズでスノーボーディングをとことん追求しましょう。

トップシートはなかなか無いスプレー吹きつけ8回を施し、漆塗り様な伝統工芸級の仕上がり。傷が目立つようになったらバフ磨きを掛ければまた綺麗な仕上がりになります。光が当たると薄くなり、暗いと濃くなる見え方が変わるところも魅力的。

FIELD EARTH(フィールドアース)23-24 CV 163 予約受付中

雪山をもっと自由なスタイルで、アートのようにラインを描きましょうをテーマに作られているARTRIDE Line 3Dのアウトラインを伝承しながら 2.5Dソール形状で全く新しいNew Model CV 163です。

ARTRIDE 3Dと同様のフリースタイル要素を含むポップ感とクイック性を重視しデザインされており、163の長さも感じる事なく乗れるオールマウンテンボードです。

FIELD EARTH(フィールドアース)23-24CRUISER Q予約受付中

昨年よりスタートしたCRUISER Lineをご紹介。

2.5Dソール形状のキャンバークルーザーシリーズのQ。
確実でしっかりとしたRail to Railの操作性を生み出し、確実なエッジホールドを持ちながらもフリースタイルにも通じる軽快な操作性が特徴のフリーライディングボードです。全体的に張りがあるフレックスに粘りのあるトーションと瞬発性を生み出し機敏性が優れいています。鋭いカービングから立体地形へのアプローチなど自由なフリーライディングボードは乗り手の創造を掻き立てること間違いなし。

FIELD EARTH(フィールドアース)23-24CRUISER G164予約受付中

2.5Dソール形状キャンバークルーザーシリーズFISH TEALのG。
確実でしっかりとしたRail to Railの操作性を生み出すCRUISER LINE Gは、ターンの中盤から後半への横方向の伸びのあるエッジホールドとトーションにより、失速することなく高速でありながらも粘りのあるカービングを得意とします。また、全体的に張りがあるフレックスは瞬発性を生み出しカービング時の機敏性とエッジホールドを助けます。23-24より164cmの長さが追加されさらに横方向への伸びが上がりグルービングが可能に。

FIELD EARTH(フィールドアース)23-24CRUISER F5予約受付中

クルーザーラインからX2 3Dからインスパイヤされたショートファットボードを2.5Dに落とし込み新しくデザインされたF5です。FIELD EARTHのフィッシュテールは全てこの2段階シェープとなり、より滑らかなテールでの粘りを実現。

FIELD EARTH(フィールドアース)23-24BAMBOO SVO Regular予約受付中

人が操作する上でより自然により滑らかな滑走が出来るようにデザインされたFIELD EARTH BAMBOO LINEの完全非対称のSVO。
アウトライン形状はもちろん、左右のサイドカーブ位置や、キャンバーとロッカーの形状までもが完全非対称。FIELD EARTHの非対称形状は一般的なアルペンボードに見られた非対称形状とは真反対のアウトラインで横向きで乗るスノーボードを究極に操作しやすいようにデザインされたとても理にかなった形状です。
スノーボードは進行方向に対して足の角度を前方向に向けている為、ノーズやテールまでのエッジの長さが左右で異なります。例えば通常の左右対象ボードに乗ると、つま先からノーズまでの長さと、踵からノーズまでの長さが大きく異なってしまいます。また、スノーボードは背中側にターンをするバックサイド側が人の構造上フロントサイドターンに比べて難しいものですが、それは、フロントサイドよりバックサイドのエッジの方が長くなっていることも要因の一つになっています。
 
また、SVOは、セットスタンスの角度をボード形状で矯正して左右を同じ間隔で操作しやすいようにしていますが圧雪でターンをするだけだと、単純に左右でエッジをずらした形状(バックサイド側が後方に伸びる形状)が有効です。しかし、この形状ではパウダーではバックサイド側の抵抗が大きくなりすぎてターンが遅くなります。そこで、パウダーではバックサイドが短い形状でありながらも、圧雪ではエッジの接雪をバックサイド側が長くなるように真逆にデザインし、一つのボードで2種類のフィーリングを体感できるようになっています。
圧雪ではキレのあるターンができ、パウダーではとても軽く軽快なターンが可能。
SVOはとても個性的なデザインですが、スノーボードのようなサイドスタンスの乗り物を、操作しやすくするためのデザインなのです。是非、究極にスムーズなSVOを体験してください。

FIELD EARTH(フィールドアース)23-24 X1 165予約受付中

今回、2Dを中心にラインナップを揃えておりますがFIELD EARTHのFLAGSHIPモデルの3D X1をご紹介。

浮力とスピードを両立させたX1は機密なデザインにより雪面の流動を限りなくスムーズにし、スピードのあるターンや操作性を生み出します。

あらゆる雪面を3次元でとらえることができるためパウダースノーや圧雪など、雪質に関わらず、どのような環境でもすばらしフィーリングを生み出すことが可能。X1のスタンス位置は完全なセットフロントを推奨。特にノーズとテールの高さが通常よりも抑えられていて雪面の抵抗がより少なくなっているので、どんな環境でもスピードを維持。2D形状特有の振動を受けないため、荒れたバーンでも的確なカービングが可能。トップシートには8回塗りのShiny clear coatingで光加減で色が変わる漆塗りのような仕上がり。傷がついてもバフ仕上げで傷も元通り。
ディープパウダーから圧雪まで環境を選ばないハイパーボードをより自由な感覚で堪能してください。

どのモデルもこういうラインで滑りたい、こんな感じで滑りたいをモデルごとに追求し、開発を貫き通しているFIELD EARTH。たくさんのモデルを乗って感じた感想は全て機械工学のように考え尽くされた車の様な乗り物の発想でより快適にスノーボーディングを楽しめるように作られております。ぜひ来年選択肢としてご検討いただければと思います。

また、店頭に今期のL1600をご用意しておりますので実際見たい方や試乗されたい方は是非一度お店に来ていただければと思います。お気軽にお問合せください。